ヒマラヤ山脈に点在するお伽の国、最後のフロンティア、ブータン。 | |
Photo by Lincoln potter |
はるか世界の屋根といわれるヒマラヤの険しい山々のなかに、人々が穏やかに暮らす村が点在する美しい国ブータン。
1971年、ブータンは国連のメンバーになるため、長い間伝統的に守り続けてきた鎖国政策を変え、一時的に国を開きました。そのころ、政府は決して多くを望まず、鎖国を解くことと引き替えに新しい教育と制限付きでの来訪者を望んでいました。 1994年には3,900人のが訪れました。が、政府はその独立の精神を維持するために、その後も王国への訪問者の数を制限することにしました。それは同時に人々が今までどおりの純粋な暮らしを続けることを願っていたからです。 ブータンでは、東と西、また南と北では、土地柄にも人々にも随分大きな違いがあります。南部区域のインドとの国境近くは低地で、ずっと北のチベット国境に近づくにしたがい、ヒマラヤの高地になります。 ブータンの人々は、上品でやさしく親切です。そして 隣人に対して、自己中心的にならないことを重んじます。 人々は皆、敬けんな仏教徒(チベット仏教)であり、代々暮らしは仏教を中心に営まれ、その教えに従って日々暮らしています。 王国とその人々は訪れたツーリストにさまざまな魅力を投げかけます。そして魅せられた人々は、再びこの国を訪れることでしょう。 |