雄大なヒマラヤのもと、美しくめぐる四季の国。 | |
Photo by Lincoln potter |
ブータンには、はっきりとした四季があります。ツーリストにとって、それが都合のいいときも悪いときももあるでしょう。ブータンを訪れる前にブータンの四季を知っておくことも大切なことです。 ブータンでは一日のうちに気候が大幅に変わることは珍しいことではありません。また地域によっても随分と違いがあります。中央高地の渓谷に比べ、インドの国境に近い南の平原はずっと暖かく、熱帯的な気候です。 冬の厳しい寒さは2月(ブータンの新年であるLhosarの頃)には終わりを告げます。そして何と言ってもこの国で一番美しい季節、春がやってきます。春の花Rhododendronは、暖かい西から咲きはじめ、春たけなわの3月の終わりには国中にRhododendronがみごとに咲き乱れ、燃えるような赤、ピンク、白の花々がまっさかりになります。
ベンガル湾からのモンスーン(季節風)が南部や中央地域に吹きはじめると、夏がやってきます。北部では遊牧民たちがヤクの群の世話をするために高原に戻り、夏の間を過ごします。
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