マイマイカブリ(オサムシ科)
体 長 40〜65mm
分 布 本州(近畿以西)、四国、九州、屋久島
生息場所 地面の上
出現期(成虫) 5〜9月

イマイ(カタツムリ)の殻に頭をつっこみ、口から出す消化液で、肉をとかして 食べることからこの名がついた。カタツムリに入りやすいように、頭と胸が細くなっ ている。ミミズなどカタツムリ以外の虫も食べるが、カタツムリを食べないと産卵す ることができない。 幼虫はカタツムリだけを食べて育ち、1回だけ脱皮する。2齢で土にもぐり、サナギに なる。成虫・幼虫ともに夜行性。

イマイカブリは日本特産種で、日本のオサムシの中ではもっとも大きい。後ろ羽が 退化し、しかも前羽が背中でくっついていて飛べないため、遠くまで移動できない。そのために、形や色の異なったなかま(亜種)が全国にたくさんいる。平地から山地にかけてすんでいるから、探してみよう。ただし、成虫はつかまえるとくさいにおいのする汁を出すので注意。