カメムシのなかまは、胸から腹にかけての背中にある逆三角形の小楯板(しょうじゅんばん)がほかの甲虫にくらべてよく発達している。とくにオオキンカメムシはほかのカメムシより小楯板が大きく、腹部全体をおおっている。口は長く、植物の汁を吸うのに適している。
からだは赤く、黒紫色の大きな紋が特徴で、生きているときには、あかるく美しい紫色のツヤがある。
アブラギリやクチナシなどにつく害虫で、群をなしてついていることもある。
暖かい海岸地方に多く、冬は集団で成虫越冬する。神戸ではビルの倉庫で、冬にたくさん発見された例がある。
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