オオキンカメムシ
(キンカメムシ科)
体 長 20〜25mm
分 布 本州、四国、九州、沖縄
生息場所
出現期(成虫) 5月〜翌年2月

メムシのなかまは、胸から腹にかけての背中にある逆三角形の小楯板(しょうじゅんばん)がほかの甲虫にくらべてよく発達している。とくにオオキンカメムシはほかのカメムシより小楯板が大きく、腹部全体をおおっている。口は長く、植物の汁を吸うのに適している。

らだは赤く、黒紫色の大きな紋が特徴で、生きているときには、あかるく美しい紫色のツヤがある。

ブラギリやクチナシなどにつく害虫で、群をなしてついていることもある。

かい海岸地方に多く、冬は集団で成虫越冬する。神戸ではビルの倉庫で、冬にたくさん発見された例がある。