シオカラトンボ(トンボ科)
体 長 50〜55mm
分 布 日本全土
生息場所 草原
出現期(成虫) 4〜10月

スはからだが麦わら色で、ムギワラトンボと呼ばれることがあるが、オスも若いと きは麦わら色である。それが成熟するにつれて、腹の表面に灰白色の粉をふいて青く なってくる。従ってオスでも若いものはムギワラトンボである。なまえはシオカラト ンボだけれど、腹をなめてみても、塩辛くはない。

原や道ばたの棒やくいのてっぺんにとまって、近くに飛んでくる小さな虫を待ちぶ せている。エサをつかまえても失敗しても、もとの場所にまいもどることが多い。

スが水辺のほうへ産卵にいくと、そこには一定のナワバリを守ったオスが待ってい て、そこで交尾し産卵する。幼虫(ヤゴ)は池、沼、湿地や水田にすむ。


シオカラトンボの交尾