メスはからだが麦わら色で、ムギワラトンボと呼ばれることがあるが、オスも若いと
きは麦わら色である。それが成熟するにつれて、腹の表面に灰白色の粉をふいて青く
なってくる。従ってオスでも若いものはムギワラトンボである。なまえはシオカラト
ンボだけれど、腹をなめてみても、塩辛くはない。
草
原や道ばたの棒やくいのてっぺんにとまって、近くに飛んでくる小さな虫を待ちぶ
せている。エサをつかまえても失敗しても、もとの場所にまいもどることが多い。 メ
スが水辺のほうへ産卵にいくと、そこには一定のナワバリを守ったオスが待ってい
て、そこで交尾し産卵する。幼虫(ヤゴ)は池、沼、湿地や水田にすむ。 |