オオムラサキ(タテハチョウ科)
開 張 オス90mm、メス150mm程度
分 布 北海道札幌周辺、本州、四国、九州、(佐渡)
生息場所
出現期(成虫) 6〜8月

本の国蝶。クヌギ、コナラなどの雑木林にすみ、樹液に集まる。 オスは夕方近くになると、木の上を高く飛んで、強いナワバリ性をみせる。自分のナワバリに入ったチョウやカナブン、ときには小鳥さえも追いかけるほどだ。

スは7月下旬〜8月、エノキの葉や細い枝に好んで産卵する。ふ化した幼虫はエノキの葉を食べて成長し、4齢(11月から12月頃)になると木の幹をはい下り、根の近くの落ち葉のうらについて越冬。春(3月下旬頃)になるとふたたび木に登り、サナギとなる。

年の開発による生息地の破壊が多く、地域によっては絶滅が心配されている。