エンマコオロギ(コオロギ科)
体 長 20〜30mm
分 布 北海道中部以南、本州、四国、九州、対馬
生息場所 地面の上
出現期(成虫) 7〜11月

本最大のコオロギ。畑や草原にすみ、からだは上下に平たい。触覚はムチ状でとても長く、それほど大きくない複眼の上にはマユ毛のように黄白色の帯があり、正面から見た顔が地獄のエンマ様に見えることからこの名がついた。

み上げた草や堆肥の近くなどで、地面に浅い穴を掘ってひそみ、昼間からコロコロコロリーと美しい声で鳴く。

スは、秋にするどい産卵管を土のなかにさしこんで卵を生む。翌年の春、卵からふ化した幼虫は、植物の葉や動物の死体などを食べて成虫になる。


コオロギの生息環境