カブトムシ(コガネムシ科)
体 長 30〜53mm
(ツノは除く)
分 布 本州、四国、九州、奄美大島、沖縄本島
生息場所
出現期(成虫) 6〜8月

行性の甲虫で、平地から低い山地の雑木林に見られる。成虫はクヌギ、サイカチ、コナラなどの樹液に集まり、灯火にも飛んでくる。オスにはトレードマークのりっぱなツノがあるが、メスにはない。交尾も樹液の近くで行なわれる。朝になると木の根元を掘って、土にもぐって眠る。

8 月の後半ごろ、メスは堆肥や朽ち木、木くずなどがくさってできた腐植土にもぐりこみ、そのなかに20〜30個の卵を産みつける。10日ほどでふ化した幼虫は、2〜3齢で冬を越すが、そのまま成長を続け、6月頃にサナギとなり、その約3週間後に成虫となる。オ スもメスも、片足をもち上げて、勢いよくおしっこをする。