ヒゲナガオトシブミ
(オトシブミ科)
体 長 8〜12mm
分 布 北海道、本州、四国、九州
生息場所
出現期(成虫) 5〜7月

地に多い。メスは初夏のころ、コブシやイタドリなどの葉で、幼虫のために円筒形のゆりかごをつくり、そこに卵を産みつける。

りかごは葉をアゴで切って、器用に巻きつけてつくり、地上に落とす。それが昔の巻き紙(手紙)に見えることからオトシブミと名がついた。きっちりと巻かれたゆりかごの葉は、かんたんにはほどけたり広がったりはしない。幼虫はその葉を食べて育ち、また外敵から身を守るすみかの役目もする。

オトシブミのゆりかごのつくりかた

大アゴを使って主脈を残し葉の上方を切る

葉の先端から折り曲げ何回か巻いた後、産卵する

円筒形になるように巻き上げ、しだいにゆりかごができあがる