ナナホシテントウ
(テントウムシ科)
体 長 8mm程度
分 布 北海道、本州、四国、九州、南西諸島、対馬
生息場所 草原
出現期(成虫) 3〜11月

中(前羽)に黒い紋が7つあることからこの名がついた。古くからアニメのキャラクターやデザインのモチーフになったり、人気のある虫だ。成虫・幼虫ともにアブラムシ類をとらえて食べることから、益虫とされている。攻撃を受けると足の関節から、においのある黄色い液をだして身を守る。

ントウムシのなかまは集団で冬を越すことが知られていて、ナミテントウなどは数十〜数千匹の群をつくるが、ナナホシテントウは大集団はつくらず、数匹が集まって落ち葉の下やススキの株の根元などで冬を越す。成虫で冬越しするのがふつうだが、西日本では卵や幼虫など、さまざまな段階で冬を越す例も観察されている。


ナナホシテントウの幼虫