流れのゆるやかな川や、水田などにすみ、ときには山地でも見られる。夏は灯火に飛んでくることもある。
成
虫・幼虫ともに肉食で、水の中で虫や小魚などをつかまえて食べる。
ゲンゴロウのなかまが水中で活動するときは、腹の先から空気をとりこみ、前羽と腹の間にたくわえる。その空気の一部は水のなかにつきだしていて、腹の先に気泡をつけた状態になっている。
この気泡の表面で、水中の酸素と、ゲンゴロウのからだからでた二酸化炭素とがうまく入れかわる(ガス交換という)。この、水から酸素を取りだすしくみのおかげで、ゲンゴロウは長い時間、水中にもぐっていられるのだ。
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