ウスバカゲロウ(ウスバカゲロウ科)
体 長 35mm程度
分 布 日本全土
生息場所 草原
出現期(成虫) 7〜8月

虫はトンボににているが、こん棒のような触覚が特徴だ。トンボよりも羽が長く、腹部が短い。夜行性で、明かりに集まってくることが多い。

虫はアリジゴクという名でよく知られている。かわいた地面にすりばち状の巣をつくり、その底にかくれていて、すりばちのなかに落ちてきたアリなどの小さい昆虫をつかまえ、獲物の体液を吸う。体液を吸いおわって用ずみになった獲物のからだは、 すばやくポイッと巣の外にほうりなげて、ふたたび地面にもぐり、下から砂のような土くれをとばして、すりばちの形をととのえ、つぎの獲物を待つ。 アリジゴクは民家の縁の下にいることもあるから、しらべてみよう。