キアゲハ(アゲハチョウ科)
開 張 90〜120mm
分 布 北海道、本州、四国、九州、屋久島
生息場所 草原
出現期(成虫) 3〜10月

虫は年3〜5回発生する。夏型は春型にくらべて大きく、特にメスは大型となり、黒っぽくなる。アゲハチョウ科のなかでは黄色い部分がいちばん多い種類だ。

岸の近くの平地から標高3000mほどの高山地まで、広く分布する。河川じきや田畑など、日当たりのよい草地を好んで活発に飛びまわり、ツツジ類やユリ科・キク科などの花をおとずれる。オスは山の頂上の近くに集まることが多い。

虫はニンジン・セリ・シシウドなどセリ科の植物を食べて育ち、食草から少し離れた木・草の茎・塀・柱などでサナギになる。サナギで冬を越す。