モモチョッキリ(オトシブミ科)
体 長 7〜10mm
分 布 日本全土
生息場所
出現期(成虫) 4〜6月

5月上旬〜6月上旬、モモやナシ、ビワ、リンゴなどの木の実がふくらみはじめたころ、メスは産卵のため、実のついた小枝を皮を残してチョッキリと切り、そのなかに卵を産む。このことからモモチョッキリと呼ばれるようになった。 切られた小枝についた実は、しだいに水分をうしなってしぼみ、そして落ちる。

れが幼虫のためのゆりかごとなる。そこでふ化した幼虫は、しぼんだ果実のなかを食べて育つ。成熟した幼虫は地面に穴を掘り、そこでサナギになる。ふ化してからサナギになるまで、ふつう20日前後。秋の終わりごろに羽化した成虫は、そのまま穴のなかで冬を越す。