ゴマダラカミキリ(カミキリムシ科)
体 長 25〜35mm
分 布 日本全土
生息場所
出現期(成虫) 6〜9月

虫は長い触角と青黒いツヤのあるカミキリムシで、足は青灰色の小さな毛でおおわれている。平地から低山地でごくふつうに見られる。クワ、ヤナギ、ポプラ、イチジク、ミカンなど、いろいろな木に集まり、生木の樹皮や葉を食べ、また樹液もなめる。メスはこれらの樹皮を食い破って産卵し、ふ化した幼虫は木のなかで育ち、穴をあけるところから鉄砲虫(テッポウムシ)と呼ばれる。木を枯らしてしまうため、果樹園などに大きな被害をあたえることがある。

中によく飛ぶが、夜、灯火に飛んでくることもある。成虫は胸をすり合わせてチイチイと音をたてる。