キリギリス(キリギリス科)
体 長 38〜57mm
分 布 本州、四国、九州
生息場所 草原
出現期(成虫) 6〜9月

原や川原、土手などにすむ、なじみ深い昆虫のひとつ。オスの羽の重なり合う部分が発音器になっていて、昼間、草などにとまってチョン・ギース、チョン・ギースと鳴く。色は緑色か褐色で、褐色のものは俗にアブラと呼ばれることがある。

尾のときは、オスが精子のはいったゼラチン状のかたまり(精包という)をメスの産卵管にくっつけて、プレゼントする。メスは受精したあとはこの精包を食べることが多く、栄養豊富な精包を食べたメスの卵巣はよく発達している。オスからのこのプレゼントは、メスの大切な食料にもなるわけだ。