アブラゼミ(セミ科)
体 長 50〜60mm
分 布 北海道、本州、四国、九州、対馬、屋久島、種子島
生息場所
出現期(成虫) 7〜9月

本でもっともふつうに見られるセミ。からだは黒く、白い粉の紋がある。鳴き声がジー、ジリジリジリ…と、油で揚げものをする音ににているから、アブラゼミと名づけられたという説と、羽がすきとおっておらず、油紙のように油がしみた感じだからだ、という説がある。

から成虫になるまで5〜6年ものあいだ土の中で過ごし、夕方地上に出て木にのぼり羽化する。成虫になってからの寿命は2週間ぐらいと短い。


羽化したばかりは白い

しだいに羽と体の色が濃くなる
液や果汁を吸い、ナシ、モモ、リンゴなどの果実園に大発生して、害をなすことがある。