キオビベッコウ(ベッコウバチ科)
体 長 オス:16〜18mm、メス23〜28mm
分 布 本州、四国、九州、南西諸島
生息場所 地面の上
出現期(成虫) 7〜9月

スは黒色で全体に黄色のしまもようがあり、メスは腹が黒で胸と足が黄褐色と、オス、メスの特徴があまりにも違うため、長いあいだ別の種類だと考えられていた。

地を好み、海岸近くの花などをよくおとずれる。単独生活をしていて、獲物はクモだけ。クモの巣の上のクモを挑発し、タイミングをみて突き落とし、すばやくクモの背中に乗って、ハリを刺し、クモをマヒさせる。こうしておいてから地面に穴を掘り、クモを穴にいれて卵を産み、土でふたをする。 ふ化した幼虫は、生きたままのクモを食べて育ち、サナギになるころにはクモを食べつくしてしまう。クモにとってはおそろしい虫だ。

スをつかむと、刺される。もし刺されると、とても痛いので気をつけること。