ジャノメチョウ(ジャノメチョウ科)
開 張 オス:40〜50mm
メス:65〜70mm
分 布 北海道、本州、四国、九州
生息場所 草原
出現期(成虫) 7月〜8月

の目の紋が羽にあるところから名づけられたチョウ。メスはオスよりも大きく、ジャノメの紋も大きくはっきりしている。この目玉もようは、鳥よけの風船があるように、天敵の鳥から身を守るために役立つと考えられている。つまりメスのほうがオスより鳥におそわれにくく、子孫を残すのにつごうがよくなるわけだ。

るくひらけた草原に多く、低く飛びまわって花や樹液にたかる。産卵はちょっと変わっていて、幼虫の食草であるイネ科のススキ、スズメノカタビラなどの草の間の地面に、まき散らすように産む。約1カ月たってふ化した幼虫はほとんど草を食べずに越冬し、翌春になってから成長したあとは6〜7月頃、地上から土にもぐってサナギになる。