ナガサキアゲハ(アゲハチョウ科)
開 張 94〜113mm
分 布 本州(近畿以南)、四国、九州、対馬、南西諸島
生息場所
出現期(成虫) 4〜10月

州北部で年3回、多い地域で年5〜6回発生する、南方系のチョウ。近年の温暖化とともに生息域がひろがりつつある。

地よりも低地を好み、ハイビスカスやツツジ類の赤い花をもとめて、ゆるやかに飛びまわる。海岸に近い林にいることも多い。オスとメスでは色やもようがまったく違い、別の種類のように見える。後ろ羽には、アゲハチョウにあるような尾はないが、メスのなかには、地域によって尾のついた個体があらわれることもある。

虫はミカン科の栽培種を好んで食べる。