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最後のサーモン・フィッシャー
1993年作品 <環境小説>
English Version NEW!

パリでの撮影を終えた真は、スコットランドのサーモンリバーへと向かう。だが、川は渇水にあえぎ、川岸には真夏の植物が生い茂っていた。
そして、真が大物を釣り逃がした翌日、事件が発生する。遡上してきた鮭たちの目は消失していた。しかも、その鮭に触れたガイドの両腕は何かの薬品におかされたような症状を見せ病院に入院することに。
やがて、川は封鎖され、世界中のサーモンリバーが消失へと向かう・・。



醒めない夢
1994年作品 <環境小説>
(2001年、アルファポリスより出版)
 

釣り好きのカメラマン岩井に誘われ、沢田は二尺岩魚の里へと向かう。だが、そこは「愛想村」という名前のバイオテクノロジーの里だった。しかも、そこでは野菜や豚などの実験だけではなく、人間の遺伝子操作までおこなっていた。
やがて、二人は川の底に設置された原子力発電所の事故に巻き込まれ、秘密封じのためにこの村の住人となるよう洗脳されていく。



ワイヤード・ラブ
1995年作品 <環境小説>

パソコン通信を唯一の趣味にしている僕は、ネット上でボクというハンドルネームの相手と知り合いヴァーチャルデートを繰り返していた。ところが、ある日、突然ボクからの通信が途絶える。僕はボクを捜すために行動を開始した。
阪神大震災当日の無力感と理不尽な状況がモチーフ。



ワイルド・ワイフ
1995年作品

俺は広告屋で怖いものなしでバリバリ仕事をしていた。だが、そんな俺にも、たった一つ思いどおりにならないことがあった。そう妻だ。俺の人生を徹底的に破壊しつくそうという勢いで、妻は俺に牙をむいてきた。そこで、とうとう俺は・・・。
ストーリー、ディテールの殆どがノンフィクションの私小説。



夜のソムリエ
1996年作品 連載小説(大阪新聞掲載)
2000年作品 続・夜のソムリエ
NEW!

ワイン商社に勤める田中は、不況の風をものともせずに毎日元気に働いていた。しかし、清酒業界との熾烈な戦いは激しさを増す一方で、シェア奪回に追われていた。 そんなある日、田中は取引先のフランスのメーカーの社長と知り合い、フランスにワインの勉強に行くことになるのだが、その勉強の中身の凄まじいことといったら・・・。



アシッド・レイン
1996年作品 <環境小説>

テレビ局のプロデューサーである芦沢は、新番組の企画に鮭釣りを持ち出す。しかも、鮭が上るための川も造ってしまおうというのだ。というのも、雨が長い間降っていないために、全国の川は涸れてしまい、上るべき川がなかったからだ。 番組からスタートしたこの企画も国をあげての一大キャンペーンにまで拡大するのだが、そのとき海上に白いしぶきが・・・・・。



ムー王国の謎[工事中]
1996年作品 「ザ・ゲイト」(毎コミ刊)に掲載

国立博物館から突然一つの荷物が小説家コールドフィールドの元に届けられる。開けてみると、それは友人の考古学者ワンギ博士からのものだった。
その荷物をきっかけに、コールドフィールドはムー王国の謎に挑み、消えたワンギ博士を捜す旅に出ることに・・・・。



アドマン・ブルー [工事中]
1996年作品

オレはコマーシャル撮影に多忙な日々を送っていた。そんなある日、昔なじみの女友達ユウコと再会する。
ところがそれ以来、オレが行くロケ場所の先々にユウコの影がつきまといはじめる。 オレはユウコとついにパリで出会うことになった。ユウコはオレを追って来たという。だが、オレ追ってきた本当の理由とは・・・。


インサイド・アウト [工事中]
1997年作品

それは、夏の終わりの事だった。私は白い麻のスーツを着て、海岸 のビーチパラソルの下に座り、暮れなずむ夕日を見ている私自身を発見した。ところ が、私が夕日めがけてジャンプした時から、空間が歪んでしまい・・・。自動記述手 法で書いた心象小説。