炭のいろいろ
ニッポン炭カタログ

備長炭だけでない日本の炭。

それぞれの地方の風土と自然が生んだ個性豊かな炭のオンパレードです。

白炭のいろいろ


土佐備長炭
原木をウバメガシとする備長炭。明治の終わり頃、紀州南部川村の炭焼き、植野蔵次が備長炭の製法を伝える。ただ、紀州備長炭と違い、大型の窯を使用するため、爆跳が多いので、やや品質が劣る。

日向備長炭
原木をアラカシとする備長炭。土佐備長炭と同じく大型の窯を使うため、紀州備長炭よりもやや品質が劣る。

秋田木炭
これは、土佐備長炭や日向備長炭とは違い、原木をナラとする。用途は主に燃料用で、東北地方ではこのナラによる白炭の生産が最も多い。
黒炭のいろいろ


池田炭
原木をクヌギとする黒炭。大阪の能勢で製炭され、池田に集荷されたので、池田炭の名がある。とくに、その色合い、香りなど、茶道用の炭として人気が高い。


松炭
黒炭の中でも特に火力が高いのがこの松炭。現在でも刀鍛冶の現場で珍重されている。


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