松チャンコーナー皆さん、こんにちは。私がこのホームページのご案内役の松本です。¢松チャン」と呼んでください。 これから私が、このコーナーで備長炭にまつわるオモシロ話、南部川のトピックスなど、いろんな話をしてまいりますので乞うご期待下さい。あっ、それから、ご意見ご感想、お叱りからファンレターまでなんでも歓迎します。どしどしお寄せください、ネ。E-mail:matsumoto@pop.iip.co.jp |
ここでマリンバ奏者「吉川雅夫先生」を紹介します。
吉川雅夫(よしかわまさお)
吉川先生との出会いが私たちの夢を決定づけてくれたと言っても過言ではないでしょう。
山村で生まれた超原始的な楽器、またとんでもなく扱いにくい楽器の演奏を快く引き
受けてくださった吉川先生に今あらためて感謝します。
次に夢の炭琴CDが完成するまでの幾多の出来事を紹介しましょう。
補助金導入については我々のように地方の貧しい森林組合にとっては資金が無いため
やむ終えない選択でした。
2カ月ほどかかり少しつづ集めた備長炭を、平成8年2月5日和歌山大学教育学部、
森川隆之教授の元へ運ばせていただきました。
森川先生に運んだ数十本の備長炭は、選別してもらう間に次々と姿を消していきました。
なぜなら、そのほとんどが使いものにならないのです。
これには側でみていた私もショックでした。 その後20日ほどかけ最終400本の備長炭を森川先生の元へつぎ込み、苦闘の末正 式な楽器用備長炭が揃いました。 森川隆之先生、忙しい中ご協力いただきありがとうございました。 また先生の研究室、灰と炭で真っ黒に汚してしまいスミませんでした。 次に待っていたのは最も難しい備長炭の調律作業でした。 地元にはプロの調律士がいないため実際どうしたら良いか迷いましたが、そこで私等 を救ってくれたのが3年前大阪より引っ越してこわられ現在南部川村で独立して備長 炭を生産されている熊野勉さんの奥さん、熊野たづこさんの存在でした。 熊野さんは「私で間に合うことが出来れば」と快く協力に合意してくれました。 この方は趣味で長らくバイオリンをやっておられ音感は抜群。 しかも炭の扱いには慣れているためプロの調律士よりはるかに適任者でした。
とはいっても調律作業は非常に困難な作業です。
ここまで出来ても全体の作業はまだ終えてはいません。
備長炭を据え付ける専用台がいるのでした。
完成した音階の合わせた備長炭と専用台は、吉川先生の待つ東京に向け3月6日備長
炭の里、和歌山県南部川村を旅立ちました。
録音本番予定日は3月11日、僅かに5日前の出来事でした。
録音予定日には間に合わせたとはいえ、吉川先生には初めて手にする備長炭楽器「炭
琴」、練習時間がないのだ。 ●次回は炭琴シリーズ最終回 「東京での録音本番、備長炭楽器炭琴、命吹き込まれる」です。 ハプニングはまだまだ続くよ。
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