I N D E X

●10月26日、27日ついに収穫。

●「バーチャル稲刈り団」を結成

●感涙のお昼ご飯

●これぞエコロジー

●前日にカメラが故障。

田んぼ通信
バックナンバー

No.6 田植え成功!!
No.7草取りのお話

No.9落雷でカメラが故障。


刈った稲を天日干しに


まるまるとした実

スタッフ&メンバー紹介の
ページがアップしました

 たんぼのオーナーご紹介
 実行委員会メンバー紹介









FR O M TH E  FA R M  SI D E 
たんぼ通信 10/31更新・責任編集/石川コオ
Maile:ishikawa@iip.co.jp

予報では週末にくずれるとしていた天気もその心配をよそに好転に恵まれ、抜けるよ うな高い秋空の下での収穫祭。
田植え以来久々に集まったバーチャル田んぼの面々が行いました。
約30人のメンバーが「バーチャル稲刈り団」として参加。収穫の喜びを体で感じる楽しいイベントになりました。

10月26日、27日ついに収穫。

 モニターを見ていたとはいえ、現実の田んぼとの再会は田植え以来というスタッフが多く、視界一面黄金色に広がる、たわわに実った稲に感激の声を上げていました。
10月26日、27日の2日にわたっての稲刈りのプログラムは、第1日目は午後からスタート。稲の刈り方と束ねて結ぶことを徹底練習。2日目の本番に集まる人へのインストラクター養成講座といったところ。そして天日干しするための櫓(馬)の見本をつくるところまで。第2日目に全メンバーで本格的に稲刈り、束ね、はさ掛け作業をいっきにこなすというものでした。また現地から車で30分ほどの海の宿に夕食までにはほぼ参加者全員が集まり、収穫を祝って開いたパーティーで夜遅くまで盛り上がっていました。

「バーチャル稲刈り団」を結成

 前日集まった中で経験者はわずか1人だけ、あとは全くの素人ばかりという少々あぶない「バーチャル稲刈り団」が結成。まずは作本さんを先生に練習からスタートです。左手に軍手をはめ、鎌で一株を一気に刈るのですが、先生の見本が「しゅぱっ」なら、素人は「ざくざく」といった感じ。まるで違うモノを刈っているように見えるのでした。そして次に刈った稲を6株づつ束ねて、藁で縛るという一見簡単な作業、のはずがいざ自分がやってみるとなかなか思うようになりません。柔らかい紐になれている都会人にとって藁は手強く、ずいぶん剛毅でダイナミックな作業に感じました。
先生はというと、「藁を取り、束ね、根本をとんとんと揃え、くるりと返してきゅっ と締め、数回まわしてくいっと差しこむ・・・。」むむっこれではまるで茶の湯の作 法ではないか。というようなほとんど淀みのない連続技でぽんぽんといった感じで束 ねていきます。指摘を受けながら何度も練習していくうちに作業にもしだいに慣れ、 見本の馬を仕上げて1日目は終了。このあとの旅館での収穫パーティーへと向かいま した。

感涙のお昼ご飯。

 第二日目雲一つ無い秋空の下約30人が集合。レクチャーを受けた前日組が即席のインストラクターになって一斉に稲刈りのスタートです。昨日の熱心な練習の成果か、作業は順調に進行し、作本さんが用意してくださっていた「炭火焼きバーベキュー」と「大釜でたいたひのひかりの飯」で昼食。月並みながら、食欲の秋とはいえこんなにおいしい食事が一生の間にあと何回できるのだろうかと感涙のひとときでした。近くの畑から掘り出してきたばかりのさつまいもを残りの炭火に埋め込みおやつの準備をして作業再開。爽やかな気候も手伝って午前中にもまして作業はかどり、しだいに懐かしい田んぼの風景ができあがっていきました。また馬に稲をかけるとき、あたりには藁の臭い漂い、昔よく田んぼで遊んだことを思い出すのでした。

これぞエコロジー

 稲を束ねるのに、安価な荷造り用ビニール紐を使えばと都会人はすぐ考えてしいます。しかし藁を使う理由の一つに、稲こきがすんだあと役目の終わった藁紐はそのまま田に放置しておけばちゃんと腐って次の肥料になるからなのです。なるほど数千もの黄色いビニール紐の断片がたんぼに散らばっていることを想像するとぞっとしてきます。休憩の時にみんなが食べたミカンの皮などもそのまま田んぼに放っておいても良いのです。昔の環境は全てが田の土に還っていく、これぞエコロジーなのです。ごみを捨てず自然を大切に・・・という常識が刷り込まれた都会人にはなんとも心地悪い気がしてしまいます。うんと見通しの良い、全く交通のない小さな交差点で信号機の色だけのためにじっと立ち止まって待っているような、ルールだけをたよりに暮らしていることをすこし考えさせてくれました。

前日にカメラが故障。

稲刈りの前日画像を送っているシステムに異常が発生。突然絵が写らなくなってしま いました。すぐ調べたのですが原因がつかめず、急遽東京からアサヒネットのスタッ フが駆けつけてくれました。泊まり込みでの修復作業の結果、稲刈りを始めるとほぼ 同時にリアルタイム画像が再会。ほんとうにお手数をかけました。普段1時間ごとの 画像を稲刈りの間は15分ごとに設定し、参加できなかったメンバーや、遠方のサーフ ァーからリアルタイムでメールをいただきました。

このホームページを御覧になりましたら、
またご意見ご感想などお寄せいただければ幸いです。

1: ご意見ご感想など

2: あなたのおなまえ

3: E-Mail アドレス

4: お住まい(都道府県)

オーナー紹介 委員会メンバー紹介 バーチャル田んぼって何? こんな計画 スケジュール
お米の学校 インターネット朝市 募集要項 申し込み書 アクセスマップ